2006年10月23日
陰謀の香り〜マーシュの手記〜
妹が無事で何よりだった。
しかし彼らは大したものだ。
暗号を解き、奴らの陰謀(結果的には毒物の密売だったみたいだが)
を未然に阻止できたのだから。
暗号は取引場所を表す地図だった。
そこには取引が禁じられている毒物(そして有害物質)が多量に隠蔽されていた。
彼らは私をそこまで案内してくれたのだ。
妹を助けて貰っただけでも感謝しきれないのに。
(私は報酬として800ガメルを彼らに手渡した)
私はこのことを首都に報告しなければならない。
残念なのは犯人を取り逃がしてしまったことだ。
今私の手元には物的な証拠しかない。
しかし、密売の陰謀は断固暴いてみせる
俺に剣を抜かせろ!〜マッキーの視点から〜
いよいよ風雲急を告げてきた!
俺の出番はすぐそこだぜ!
マーシュの家では大変なことが起こっていた。
妹さんの「薬草を採りに西の森に行ってきます」の置き手紙に深々とナイフが突き刺してあり、さらに!昨日とっつかまえたちんぴらどもは毒殺されていた!
これは妹さんの危機だ!
西の森に分け入ると犯人はすぐに分かった。
男が5人。うち1人はローブ姿。左手を妹さんの首に回して右手のナイフをちらつかせている。
「おまえ達が奪った羊皮紙を渡せ」
ローブの男は声色を変えてそう言っている。いよいよ俺の出番だぜ!
と思うと俺の左腕を剣ごと押さえている奴がいる。シュワルツか!
おいおい、この状況で俺に我慢しろってか?そりゃないぜ!
おいおい、エルロック!羊皮紙を素直に渡しちまうのか?
ほらみろ!野郎共に逃げられちまった!俺のこの高ぶりをどうしてくれるんだ!
−裏話−
俺の出番はすぐそこだぜ!
マーシュの家では大変なことが起こっていた。
妹さんの「薬草を採りに西の森に行ってきます」の置き手紙に深々とナイフが突き刺してあり、さらに!昨日とっつかまえたちんぴらどもは毒殺されていた!
これは妹さんの危機だ!
西の森に分け入ると犯人はすぐに分かった。
男が5人。うち1人はローブ姿。左手を妹さんの首に回して右手のナイフをちらつかせている。
「おまえ達が奪った羊皮紙を渡せ」
ローブの男は声色を変えてそう言っている。いよいよ俺の出番だぜ!
と思うと俺の左腕を剣ごと押さえている奴がいる。シュワルツか!
おいおい、この状況で俺に我慢しろってか?そりゃないぜ!
おいおい、エルロック!羊皮紙を素直に渡しちまうのか?
ほらみろ!野郎共に逃げられちまった!俺のこの高ぶりをどうしてくれるんだ!
−裏話−
まさに無駄足〜ハンスの視点から〜
「やれやれ、面倒なことだわい」
ハンスは毒づいた。
余所者が持っていた1枚の羊皮紙、そこにかかれていた数文字の文字にここまで引っかき回されるとはハンスも思っていなかった。
ハンス達は朝一番で朝市を走り、マーシュを引き連れ薫風亭に殴り込みをかけていた。
マッキーに至ってはすぐにでも薫風亭のマスターに掴みかからんばかりに睨み付けている。
暗号を解いた半エルフとグラスランナーにミクはさっきから姿が見えない。
「まぁまぁ、話を聞くには順番があるもんだて、マスター、まずは一杯貰うとするか」
差し出されたのは安いウィスキーのようだ。その相場の数倍の金貨を投げてよこす。
「こいつは少しは話がわかるみてぇだな。」
薫風亭のマスターはにやっと笑った。
これくらい柄が悪くないと余所者の相手はできないって事か?
ハンスはそう思いながら
「ラルドって奴は最近この場所に出入りはしてないのか?」
ラルド、中央都市の成り上がりの貴族だと聞いたが、何を企んでいるのか?
「ラルドさんは直接こんな辺境に来たりしねぇさ。うちに関係あるのは仕事の斡旋くらいだ。」
とマスターは壁を指さした。そこにはキャラバンの護衛募集の張り紙がわんさと貼り付けてある。
「全部依頼人はラルドか・・・」
マッキーがため息をつく。
「(ええい!頭を使うのはワシのやることではないぞ!)」
ハンスがウィスキーを飲み干すと同時に半エルフとグラスランナーが帰ってきた。
エルロックが分かったことを話している。
おや?あの半エルフ、なにやら壁の張り紙をごそごそやってるが?
そう思う間もなく
「オヤジ、邪魔したな。これ以上の収穫はない」
とシュワルツはいうと薫風亭をさっさと出て行ってしまう。他の仲間も困惑しながらも後に続く。
「(ここではもう飲まん)」
ハンスは薄められた安酒の後味にうんざりしながらもみんなの後に続いた。
−裏話−
ハンスは毒づいた。
余所者が持っていた1枚の羊皮紙、そこにかかれていた数文字の文字にここまで引っかき回されるとはハンスも思っていなかった。
ハンス達は朝一番で朝市を走り、マーシュを引き連れ薫風亭に殴り込みをかけていた。
マッキーに至ってはすぐにでも薫風亭のマスターに掴みかからんばかりに睨み付けている。
暗号を解いた半エルフとグラスランナーにミクはさっきから姿が見えない。
「まぁまぁ、話を聞くには順番があるもんだて、マスター、まずは一杯貰うとするか」
差し出されたのは安いウィスキーのようだ。その相場の数倍の金貨を投げてよこす。
「こいつは少しは話がわかるみてぇだな。」
薫風亭のマスターはにやっと笑った。
これくらい柄が悪くないと余所者の相手はできないって事か?
ハンスはそう思いながら
「ラルドって奴は最近この場所に出入りはしてないのか?」
ラルド、中央都市の成り上がりの貴族だと聞いたが、何を企んでいるのか?
「ラルドさんは直接こんな辺境に来たりしねぇさ。うちに関係あるのは仕事の斡旋くらいだ。」
とマスターは壁を指さした。そこにはキャラバンの護衛募集の張り紙がわんさと貼り付けてある。
「全部依頼人はラルドか・・・」
マッキーがため息をつく。
「(ええい!頭を使うのはワシのやることではないぞ!)」
ハンスがウィスキーを飲み干すと同時に半エルフとグラスランナーが帰ってきた。
エルロックが分かったことを話している。
おや?あの半エルフ、なにやら壁の張り紙をごそごそやってるが?
そう思う間もなく
「オヤジ、邪魔したな。これ以上の収穫はない」
とシュワルツはいうと薫風亭をさっさと出て行ってしまう。他の仲間も困惑しながらも後に続く。
「(ここではもう飲まん)」
ハンスは薄められた安酒の後味にうんざりしながらもみんなの後に続いた。
−裏話−
能ある鷹は爪がはみ出るw〜シュワルツの視点から〜
予想以上に早いお帰りだ。とシュワルツはがっくりした。
ここ数日見る限りではこいつら対して有能でなさそうだから(そしてその割にトラブルを引き寄せる体質らしい)もっとずっと時間がかかると思ってたんだが。
とふぅとため息をつく。
向こうでマッキーも両手を広げてこの賭けはドローだと訴えているのが見える。
ふと気づくと眼鏡坊やのエルロックがなにやらテーブルの上に広げている。
会話を聞く限りではマーシュに捕縛された暴漢が持っていたものらしい。
羊皮紙か・・・
シュワルツは興味無い振りをしながら(そしてマッキーは壮大に食いついている)羊皮紙にかかれた文字をちらっと見やった。
一瞬見ただけですっと目を閉じる。そうするとまぶたの裏に文字が浮かび上がってくる。シーフギルドでかじった「記憶術」の基礎だ。
「(共通語か・・・キヲピイツアヨリデネストオ?)」
横で眼鏡が「暗号だろうけど、暗号を解く鍵が必要だ」とかのたまってるな。
他の奴らは・・・なんだ誰もこの暗号がわからんのか?
シュワルツは今日何度目かのため息をついた。
盗賊ギルドでは(いや、盗賊ギルドに限らないだろうけど)暗号をよく使う。
要は相手に意味が通じ、第三者に意味が通じなければいい。
エルフの村でも草木を縛るという一種の暗号をよく使った。
シュワルツはそんなことを思いながら、暗号の言葉を思い出す。
キの次はク、ヲの次はン、か?
そう考える内に始めの数文字が意味をなす言葉になった。
「クンプウテイラルドノセナカ」
シュワルツはそうつぶやいた。
ミクは尊敬のまなざしを向けてきている。エルロックは何の鍵もなしに暗号が解けたことに驚いている。
「本で得た知識はいざというときに使えないぞ。」
ぽつりと聞こえないようにつぶやいた。
−裏話−
ここ数日見る限りではこいつら対して有能でなさそうだから(そしてその割にトラブルを引き寄せる体質らしい)もっとずっと時間がかかると思ってたんだが。
とふぅとため息をつく。
向こうでマッキーも両手を広げてこの賭けはドローだと訴えているのが見える。
ふと気づくと眼鏡坊やのエルロックがなにやらテーブルの上に広げている。
会話を聞く限りではマーシュに捕縛された暴漢が持っていたものらしい。
羊皮紙か・・・
シュワルツは興味無い振りをしながら(そしてマッキーは壮大に食いついている)羊皮紙にかかれた文字をちらっと見やった。
一瞬見ただけですっと目を閉じる。そうするとまぶたの裏に文字が浮かび上がってくる。シーフギルドでかじった「記憶術」の基礎だ。
「(共通語か・・・キヲピイツアヨリデネストオ?)」
横で眼鏡が「暗号だろうけど、暗号を解く鍵が必要だ」とかのたまってるな。
他の奴らは・・・なんだ誰もこの暗号がわからんのか?
シュワルツは今日何度目かのため息をついた。
盗賊ギルドでは(いや、盗賊ギルドに限らないだろうけど)暗号をよく使う。
要は相手に意味が通じ、第三者に意味が通じなければいい。
エルフの村でも草木を縛るという一種の暗号をよく使った。
シュワルツはそんなことを思いながら、暗号の言葉を思い出す。
キの次はク、ヲの次はン、か?
そう考える内に始めの数文字が意味をなす言葉になった。
「クンプウテイラルドノセナカ」
シュワルツはそうつぶやいた。
ミクは尊敬のまなざしを向けてきている。エルロックは何の鍵もなしに暗号が解けたことに驚いている。
「本で得た知識はいざというときに使えないぞ。」
ぽつりと聞こえないようにつぶやいた。
−裏話−
ジョン・トラブルタw〜ミクの視点から〜
保安官マーシュの家に行ったけど妹さんしかいなかった〜
マーシュは市場に見回りに行ったんだって。
せっかく届けたお手紙も『しんしょ』だからって本人に渡して〜って返されちゃった。
で、私たち、市場に行ったんだけどなんだか騒々しい。
近くのおじさんに何があったの?って聞いたら
「ガラの悪い旅行者が露店のリンゴを盗ったんだ」って
保安官マーシュがたまたま見つけて一触即発の大ピンチ。
相手は4人。1対4だもんね〜
あ〜あ、エルロックったら止めに入ったけど何言ってるかわかんないよ〜
ちゃんと共通語使わないとw
でも喧嘩を止めるなら私の呪歌”ピース”にオマカセ!
・・・
失礼ね!ちんぴらは聞いてなかったみたい!マーシュの胸倉つかんで詰め寄ってる!
あれ?え〜とフランのお姉ちゃんが何かぶつぶつと・・・
ほえ〜。みんなぱたぱたと倒れちゃったよ。これが魔法か〜
(あとで聞いたらスリープ・クラウドって言うんだって!)
ちんぴら一人倒れなかったけどハンスが大斧構えたら降参しちゃった。
あ、そうそう、マーシュも起こさないとね・・・
え〜と、ちんぴらを縛り上げるエルロックがなんだかうれしそう・・・
−裏話−
マーシュは市場に見回りに行ったんだって。
せっかく届けたお手紙も『しんしょ』だからって本人に渡して〜って返されちゃった。
で、私たち、市場に行ったんだけどなんだか騒々しい。
近くのおじさんに何があったの?って聞いたら
「ガラの悪い旅行者が露店のリンゴを盗ったんだ」って
保安官マーシュがたまたま見つけて一触即発の大ピンチ。
相手は4人。1対4だもんね〜
あ〜あ、エルロックったら止めに入ったけど何言ってるかわかんないよ〜
ちゃんと共通語使わないとw
でも喧嘩を止めるなら私の呪歌”ピース”にオマカセ!
・・・
失礼ね!ちんぴらは聞いてなかったみたい!マーシュの胸倉つかんで詰め寄ってる!
あれ?え〜とフランのお姉ちゃんが何かぶつぶつと・・・
ほえ〜。みんなぱたぱたと倒れちゃったよ。これが魔法か〜
(あとで聞いたらスリープ・クラウドって言うんだって!)
ちんぴら一人倒れなかったけどハンスが大斧構えたら降参しちゃった。
あ、そうそう、マーシュも起こさないとね・・・
え〜と、ちんぴらを縛り上げるエルロックがなんだかうれしそう・・・
−裏話−
初めてのお使い2〜メディーヌの視点から〜
聞いちゃった。今度の流れの冒険者は女の人なんだって。
しかも、魔法使い風味!
この村には魔法使いがいないから、興味津々。
足取りも軽く天馬の蹄亭に向かうハーフエルフ。周りの人は変わった娘と言うがそんなことは気にしない。
必要とあらば親から譲り受けたデスサイス。大鎌を振りかざして大暴れするの!町中では持って歩かないけど。
視線を上げると目の前を歩くエルロックの姿が見える。
「エル発見!」
後ろから背中を突き飛ばす。
「ちょっと!あぶない!」
エルロックが非難の顔を見せる。でもそんなことも意に介さず
「昨日来た魔法使いのおねーさん見に行くんでしょ〜!マセてるんだから!」
エルロックは無視してすたすたと進んでいく。
「ちょっと無視しないでよ!」
2人は端から見るとじゃれ合うかのごとく天馬の蹄亭に入っていった。
「さて、特段仕事というわけじゃないんだが、ちとお使いを頼まれてくれんかな。この手紙を保安官のマーシュに届けてもらいたいんだ・・・」
お、保安官のマーシュのところにお使いね。何かおもしろそうだから手伝ってあげよう!
メディーヌがフランに近づくと同時にグラスランナーのミク、エルロック、ドワーフのハンスが魔法使いのおねーさんに近づいた。
みんなこういう話大好きなんだからw
−裏話−
しかも、魔法使い風味!
この村には魔法使いがいないから、興味津々。
足取りも軽く天馬の蹄亭に向かうハーフエルフ。周りの人は変わった娘と言うがそんなことは気にしない。
必要とあらば親から譲り受けたデスサイス。大鎌を振りかざして大暴れするの!町中では持って歩かないけど。
視線を上げると目の前を歩くエルロックの姿が見える。
「エル発見!」
後ろから背中を突き飛ばす。
「ちょっと!あぶない!」
エルロックが非難の顔を見せる。でもそんなことも意に介さず
「昨日来た魔法使いのおねーさん見に行くんでしょ〜!マセてるんだから!」
エルロックは無視してすたすたと進んでいく。
「ちょっと無視しないでよ!」
2人は端から見るとじゃれ合うかのごとく天馬の蹄亭に入っていった。
「さて、特段仕事というわけじゃないんだが、ちとお使いを頼まれてくれんかな。この手紙を保安官のマーシュに届けてもらいたいんだ・・・」
お、保安官のマーシュのところにお使いね。何かおもしろそうだから手伝ってあげよう!
メディーヌがフランに近づくと同時にグラスランナーのミク、エルロック、ドワーフのハンスが魔法使いのおねーさんに近づいた。
みんなこういう話大好きなんだからw
−裏話−
初めてのお使い〜フランの視点から〜
さて、門番に教えて貰った冒険者ギルドってここみたいね。
フランは屋根に蹄鉄とペガサスの姿をかたどった看板、その下に「天馬の蹄」と掘られている。その木工技術はドワーフの手が入っているように思われた。
「ドワーフってあの太い指で何でこんな繊細な細工ができるなんて不思議なものね。」
と頭をよぎった時に店内の頬に傷のあるドワーフと目があった。
しかしそのドワーフは自分に興味もないという風に鼻を鳴らすと、再び組木に目を落とした。
「おぅ、新人さんかい?」
カウンターから40代後半の日焼けしたオヤジ(うん、まさにオヤジw)
が声を掛けてきた。
「はい、この村の冒険者ギルドがここだって聞いたもので・・・」
フランはさっと店内を見回した。
床に必死にモップがけをしているガタイのいい男、さっきのドワーフ。
暖炉の側でリュートをいじっている・・・子供?ああ、グラスランナーね。
初めて見た。
そこでフランはふと2階からの鋭い視線を感じた。
黒髪の男?
髪の中から尖った小さい耳が見て取れる。ハーフエルフか・・・
そのハーフエルフと目が合うとそのハーフエルフは踵を返して部屋の中に引っ込んでしまった。
「まぁ、この書類に必要事項を書いてくれ。」
マスターの差し出す羊皮紙に目を落とした。
「何か事件が起きそうな予感・・・」
フランはふと思った。
−裏話−
フランは屋根に蹄鉄とペガサスの姿をかたどった看板、その下に「天馬の蹄」と掘られている。その木工技術はドワーフの手が入っているように思われた。
「ドワーフってあの太い指で何でこんな繊細な細工ができるなんて不思議なものね。」
と頭をよぎった時に店内の頬に傷のあるドワーフと目があった。
しかしそのドワーフは自分に興味もないという風に鼻を鳴らすと、再び組木に目を落とした。
「おぅ、新人さんかい?」
カウンターから40代後半の日焼けしたオヤジ(うん、まさにオヤジw)
が声を掛けてきた。
「はい、この村の冒険者ギルドがここだって聞いたもので・・・」
フランはさっと店内を見回した。
床に必死にモップがけをしているガタイのいい男、さっきのドワーフ。
暖炉の側でリュートをいじっている・・・子供?ああ、グラスランナーね。
初めて見た。
そこでフランはふと2階からの鋭い視線を感じた。
黒髪の男?
髪の中から尖った小さい耳が見て取れる。ハーフエルフか・・・
そのハーフエルフと目が合うとそのハーフエルフは踵を返して部屋の中に引っ込んでしまった。
「まぁ、この書類に必要事項を書いてくれ。」
マスターの差し出す羊皮紙に目を落とした。
「何か事件が起きそうな予感・・・」
フランはふと思った。
−裏話−
プロローグ〜エルロックの視点から〜
世は事もなし。
チャ・ザの神殿(と言うにはあまりに粗末な建物ではあったが)の門前を掃き清めながら、エルロックはふと空を見上げた。
そういえば、私がこの村に来てからどのくらいになるだろう?
パラス村
オランの西方に遠く離れた辺境の村。たまに西方からのキャラバン隊が立ち寄るくらいしか外部との接触はない。
この村で冒険者(と言うか公認のごろつき?)の仕事と言えばたまに村に来るモンスターを追い払うくらいか。
あー、そう言えば。
エルロックはふと思い出した。
昨日流れの冒険者がこの村に来たんだっけな。
いろいろと困っているかもしれないな・・・
エルロックは冒険者ギルドを兼ねた宿屋『天馬の蹄亭』に向かうことにした。
−裏話−
チャ・ザの神殿(と言うにはあまりに粗末な建物ではあったが)の門前を掃き清めながら、エルロックはふと空を見上げた。
そういえば、私がこの村に来てからどのくらいになるだろう?
パラス村
オランの西方に遠く離れた辺境の村。たまに西方からのキャラバン隊が立ち寄るくらいしか外部との接触はない。
この村で冒険者(と言うか公認のごろつき?)の仕事と言えばたまに村に来るモンスターを追い払うくらいか。
あー、そう言えば。
エルロックはふと思い出した。
昨日流れの冒険者がこの村に来たんだっけな。
いろいろと困っているかもしれないな・・・
エルロックは冒険者ギルドを兼ねた宿屋『天馬の蹄亭』に向かうことにした。
−裏話−

